2011年10月の記事を表示しています。

2011/10/30

日経に載っていた、糸井さんの言葉。
ココロに残ったので、クリッピング。

「言葉やアイデアで、価値を増やす。」

世の中に価値を増やす仕事をしたいなと
改めて思いました。

2011/10/11

スクリューフレーション
中産階級の貧困化(skrewing)+インフレ(inflation)の造語。

この言葉/概念は重要というか、
今後よく聞くことになると思う。

http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/naga/pdf/n_1109a.pdf

アメリカでまさに起こっている事態で、
永濱さんの分析では、日本でも起こっているという。

企業は最高益を出しているが、労働分配率は低下し
サラリーマンの収入は低下。

一方、新興国の成長によって、エネルギーや食料需要が高まり
価格が高騰。輸入する日本の生活必需品価格はエネルギー、食料価格に
強い影響を受けるので、物価高騰=インフレ傾向。
(贅沢品の価格は低下してるけど)
また、本来日本からの輸出品である電化製品のようなものは
新興国でも生産できるようになり競争が激化し、価格低下。
これがまたサラリーマンの給与に響く。
と、いう構図。

今後も、この現象はウォッチが必要。
同じようなことが、先進国で同時に起こっていることがミソ。
その構造については、また追々考察したい。

2011/10/02

このブログのタイトル、

沖に向かって泳ぐ

の由来、真意について書いていませんでした。
これは、池沢夏樹さんの著書のタイトルから頂いています。

もともとはウイリアム・フォークナーが、アーネスト・ヘミングウェイを評した時に使った言葉だそうで、
「ヘミングウェイは失敗への勇気がない」という話の展開の中ででてきた比喩表現です。

作家というのは、岸に向かって泳ぐタイプと、沖に向かって泳ぐタイプがおり、
自分の経験からしか書けない、自分の世界の中のことしか書けない「岸に向かって泳ぐ」
タイプの作家(たとえばヘミングウェイ)を、フォークナーも、池沢さんも批判的に捉えている。
そして、池沢さんは自分は沖に向かって泳ぎたい、という意志を、その本で語られていました。

そもそも、この言葉は僕の結婚式の際に、スピーチを頂いた
大変お世話になった元上司の川谷さんから頂いた言葉です。

独立した磯部に対して、これまでの得意領域だけでなく、またHの周辺の業務だけでなく、
もっと大海に雄飛する仕事をしなさいという意味で、贈っていただいた言葉だと理解しています。
この言葉はずっと自分にとって大切な言葉のひとつとなっています。

また、別の視点で捉えると、自分のプランニングの哲学にも触れる言葉でもあります。
マーケ、ストプラと呼ばれる、広告会社の戦略セクションにいた僕にとって
調査やマーケティング理論などをベースに「わかっている領域」だけにとどまって、
きれいなペーパーを書くだけのタイプの先輩は、尊敬できないなと思っていました。
というか、そんなのプランニングとして不十分だ、と食ってかかっていました。(若かったので、、、)

僕たちの仕事はそもそも、世の中や、人の心や、モノや「伝える」ことの本質など
絶対的正解がない対象に向き合って、なんとか読み解く思考的なチャレンジをして、
それをまたまだ見たことのない形の
コンテンツをつくることで解決していく仕事であるわけです。

しかもネットも含めた新しい情報環境の中で、コミュニケーション全体をデザインする仕事において
(それをアカウントプランニングと呼ぼうが、なんと呼ぼうが)
本当の意味でエキスパートと呼べる人が、実はほとんどいない領域です。

そのフロンティアで、勇気とオプティミズムで突っ込んでいくんだと想いが
自分の中にはいつもあります。なので、ブログをはじめる際、タイトルはこれしかないと思っていました。

ありがたいことにコアな仕事をお声がけ頂くことが、以前にも増して増え、
また守秘義務だらけで、ゲンバのことで書けることがほとんどないので、
その心意気がこのブログから伝わっているのかちょっと微妙ですが。。。

書ける範囲で書いていこうと思いますので。よろしくお願いします。