2011/08/05

それでは、ここからは、CMやグラフィックなど単発の広告の受賞作から
磯部が個人的にスゴイいいなあと思ったものをご紹介します。

単発と言っても、施策としてはいろいろやっている場合も多いわけです。
なので単発系として紹介するのは、ワンメディアでの広告が図抜けて素晴らしく
評価されたものとなります。

また、統合が時代のトレンドな訳ですが、
CM一発、グラフィック一発で、すごいパワフル、という作品は
ある意味その一撃の破壊力において統合ものを越えるわけで、
決して統合キャンペーンに劣るものではないと思います。

通し番号は「統合系」からの連続にしてます。
単発系は#8からです。

まずは「BURMA」
ClientはHuman Rights Watchという人権団体です。

DIRECTのgold、OUTDOORのgoldを獲得しています。
JWTです。

概要はこちら

【概要】

軍政が引かれているビルマ(ミャンマー)では、昨年20年ぶりに行われたが、
まだ僧侶、活動家、ジャーナリストなど2100人が「政治犯」として獄中に囚われている。
Human Rights Watchはその釈放を求めている。
その釈放嘆願を求める署名を集める活動広告が、これ。

NYのセントラルステーションに、牢屋を模した大きなインスタレーションが現れる。
牢屋の柵の向こう側にはたくさんの政治犯たちが囚われている。

しかし、実はその牢屋の柵に見えたものは「ペン」であり、
これを見た人は、そのペン=柵を取り外して、そのペンを用いて釈放嘆願の署名ができる
というもの。

【ここがスゴイ!】

これは、「ペンをとり、署名する」という行為が2重の意味で政治犯釈放への願いになる
という意味で、文句なく素晴らしい「活動広告」だと思います。

遠い国の政治犯釈放のための署名に、足を止めさせ、手を動かさせ、心を動かさせる。
それは、実はとても難しい課題だったはずです。

インスタレーションとは言え、柵をはずすという「体験」は強い記憶に残るはず。
きっと署名をした人は、またどこかのタイミングでビルマのことを思い出し、
なにかのアクションを起こすのではないでしょうか。

すごくパワフルな広告で、会場も大きな拍手を送っていました。

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