2013/08/09

先週金曜のカンヌ報告会のことを今日アップ。
すぐに手を付けられない怠惰なボク。。。
でも、気を取り直して!行ってみましょう。


今年のカンヌにいっていた
外資の代理店のコピーライターMさんと
(学生時代、うちの事務所でバイトしてた)と
某エージェンシーのSくんに来てもらって
カジュアルに今年のカンヌの主要受賞作や傾向を話してもらう
セルフメイドの報告会をやった。

参加者は25人ほど。
僕の友人知人、仕事仲間など広告関係、WEB関係、ツイッターで知ってきた方、学生さんなど
幅広く面白いメンツで会社の垣根なく集まって議論できたのが面白かった。

カンヌ報告会

もちろんネットを見れば、今年の受賞作はどれなのかはわかるわけだけど
解説を聞き、他の人のその作品への評価などを聞きながらディスカッションすると理解も深まって、
すごくいい。

主要な受賞作を一通り観た後、最後にどの広告が一番好きか、全員で投票をしてみた。

ボクらの第一位に輝いたのは
DOVE UK 「camera shy」
急にカメラを向けると恥ずかしがって顔を隠す大人の女性たち。
でも、子供の頃ってカメラを向けると、むしろ楽しそうに映っていたよね。
いつからカメラに対して恥ずかしがるようになったの?
もっと自分に自信をもって。リアルなあなたたちこそが美しいのだから。

僕もこの広告好きです。
世界の女性の気持ちあるあるで、ユニバーサルなインサイトをついているし、REAL BEAUTYというDOVEの価値に
つながっているしチャーミングに女性をエンパワーする態度がよかったような気がします。教科書通り。
僕らはいいと思ったけど、今年のカンヌではグランプリにまでいかなかったのは、
オーソドックスな広告アプローチであったことが原因かなと
と思います。カンヌは、その先の広告の方向性を決める「あたらしい基準」をつくることが求められます。
これが新しい広告のありようだ!と指し示すものをグランプリに選ぶところがカンヌのカンヌたる所以なので、
新機軸でないとグランプリにはなれないんですね。

ボクが意外に好きだなと思ったのは、
HEINEKEN「THE CANDIDATE」
ドッキリ企画。ハイネケンのスポーツイベントのインターシップ面接。
ジョブインタビューってつまらないよね。ありきたりの質問とありきたりの回答。
みんな自分の長所は、熱意があるって言うし。
でも本当のパーソナリティって、何かコトが起きた時にこそ見えるよねってことで
面接者が手をつないできたり、急に心臓病か何かで倒れたり、ビルが火事という設定で
屋上から飛び降りる人を大きなクッションシートでみんなと協力して受け止めたり。
そんな中で最も情熱的に行動した若者が、ヨーロッパチャンピオンリーグの会場で
ドッキリを知らされて、、、

見終わったあとハイネケンというブランドが好きになったんですよね。自分の中で。
それが好きだなと思った要因。

その他、今年のカンヌを代表する広告をいくつか貼っておきます。
(僕の備忘録的な意味でも)

DUMP WAYS TO DIE
メルボルンの地下鉄の事故防止のキャンペーン。
バカらしい死に方ってたくさんあるよね。地下鉄事故で死ぬのもバカらしいよね。
ということを、かわいいキャラで表現。5部門でグランプリ。

Real Beauty Sketches/DOVE Brazil

似顔絵画家がいろんなの女性の似顔絵を2枚づつ書く。
女性本人の説明にしたがって描いた彼女たちの顔と、他人の説明を元に描き上げた顔。
他人の説明を元に描いたほうがよりオープンでハッピーな顔。
あなたはあなたが思っている以上に美しいんだ。

The Beauty Inside/intel&TOSHIBA USA

毎日、目が覚めると全く別人の容姿に変わってしまう主人公アレックスが、1人の女性と出会い、
恋に落ちる全6話構成の物語。
FACEBOOK投稿することで、毎日外見が変わってしまうアレックス役に、
視聴者もなることができる。
結果的に公式に100人参加者がドラマでは使われたそう。
大切なのは外見より中身でしょ。という話。

Meet the superhumans/channnel4 UK

ロンドンパラリンピックのためにチャンネル4がつくった広告。
障害者をsuperhumans=超人と捉え、美しく力強く描いたこの広告が
今年のfilm craftグランプリ。

Immortal Fans/ Sports Club Recife(Brazil)

熱狂的なファンを持つサッカークラブの臓器提供ドナーキャンペーン。
死後、知らない人に臓器を渡すのはためらわれても、
同じチームを愛する仲間にならという気持ちをついたキャンペーン。

Small World Machines / Coca-Cola (Australia)

長年係争の続く、インドとパキスタンの間を自動販売機を用いてフレンドシップを
つなごうというキャンぺーン

My Blood is Red & Black / Vitoria F.C. (Brazil)

レシフェの臓器提供キャンペーンと少し似ていて、これは献血キャンペーン。
ユニフォームの色が変わっていく可視化が秀逸。

Oreo Daily Twist / OREO(USA)

オレオを用いて、毎日毎日、その日のニュースに合わせたコンテンツを制作し、
FACEBOOKにアップ。ウイットが効いていて、いい。

楽しい夜でした。

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